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2021.11.26

【一人暮らしのコンパクトな家】住まいのインタビュー❸|浜松市中区

30坪の土地に建てる上物の予算は約1800万円。

お一人で住む前提ではあるものの、息子さんからは、

「お母さんが死んだら賃貸に出したいから、個性的すぎる家はやめてね」

と、諭されたと笑いながら話します。

それでも、ご本人が心地よく暮らせる空間になるようにと、

希望をふんだんに取り入れました。

たとえば、Dexiの内装が黒を基調としていたため、

あえてご自宅は、グレーを主な色味として採用。

とはいえ、単調な印象にならないように、木や白のタイルを用いつつ、

色のトーンを同じにして、統一感を演出。

ほか、杉田さんは趣味が多彩なため、ポストカードを飾れる棚や、

クラフトができるスペースを設置するなど。

杉田さんは、自身が気分良く過ごせるモノや環境を熟知されているので、

だからこそ、現在のお宅と、これまで大切に使ってきた

家具との親和性が高いのだと思います。

まさに、「故きを温ねて新しきを知る」を体現しているかのよう。

長い人生において、家作りは一瞬ですが暮らしは一生続きます。

杉田さんを見ていると、住まいというのは、

いかに自分にとって、大事な日々を気持ち良く送れるかが

最優先すべき事柄なのだと感じました。

杉田さん、インタビューにご協力いただき、

誠にありがとうございました。

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