
静岡県浜松市で住宅デザインを手掛けるoro(株)一級建築士事務所です。
今回は住まいにおける「軒(のき)」について解説します。
注文住宅を検討している方で「軒って何?」「軒天、軒裏、軒下、それぞれどういう意味?」「軒があると何がいいの?」といった疑問をお持ちの方はぜひご覧ください。

「軒(のき)」とは屋根が外壁よりも外側へ飛び出している部分を指します。
写真の黄色い枠で囲った部分が「軒」です。
より具体的には、雨どいが付いていて地面に対して水平なほうを「軒」、雨どいが無く斜めになっているほうを「ケラバ」といいます。

軒の下にできる空間を「軒下(のきした)」、軒下から見上げたときに見える軒の天井部分を「軒天(のきてん)」または「軒裏(のきうら)」と言います。
写真の「寺島の住宅」の軒天は1階が垂木現し、2階が羽目板張りです。
軒天は意外と目に入るところなので、木材か合成建材か、また塗装か無塗装かによって外観全体の印象も変わります。

軒の役割はさまざまな自然現象から建物を守る傘のようなもの。
軒(外壁から張り出している部分)が長いことを「軒が深い」といいますが、軒が深いほど風雨の吹込みや直射日光を遮り、外壁の劣化や雨漏りを防ぎます。
特に最近の夏はゲリラ豪雨や異常な暑さが毎年発生しており、これらの対策が欠かせません。
軒があることで日々の過ごしやすさが向上し、建物の将来的な耐久年数を高められるメリットがあります。
軒がある家に興味をお持ちの方は、ぜひご相談ください。
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