浜松市の住宅設計事務所、oro株式会社です。

先日、掛川市上垂木の「ねむの木こども美術館どんぐり」を見学してきました。

この一帯の地域は、心身に不自由のあるこどもたちの養護施設「ねむの木学園」に関連する建物が多数点在しており、「ねむの木村」とも呼ばれています。

こちらの建物は、建築家・藤森照信が設計したことで有名で、ねむの木学園のこどもたちが描いた絵を収集・展示する美術館となっています。

どんぐりの帽子のような可愛らしいドーム型の屋根と、土を盛って草が植えられた棟が、自然の緑の中に溶け込んでいます。

屋根材に用いられているのは「手もみ銅板」です。

いったん建物内を通り、中庭から裏側を眺めます。

写真手前から奥に向かって、かなり急な傾斜がついています。

建物の足元に描かれている絵は、ねむの木学園のこどもたちによる「麦の絵」だそうです。

建物内は撮影NGですが、こどもたちが描いたさまざまな絵画が展示されており、じっくりと楽しむことができました。

藤森照信が設計した建物は全国に多数ありますが、東海圏であれば静岡県浜松市天竜区「秋野不矩美術館」、岐阜県多治見市「モザイクタイルミュージアム」などもおすすめです。

建物を見るのが好きな方は、ぜひ有名建築巡りの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

【施設情報】
ねむの木こども美術館どんぐり
静岡県掛川市上垂木3399-1
公式HP

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