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2023.08.18

浜松市の設計事務所が考えるリノベの事前調査のポイント|住宅のデザイン

当社は浜松市を中心として主に新築住宅の設計監理を行っていますが、実はテナントや住宅のリフォーム・リノベーションにも対応しています。

一口にリノベーションと言っても、お施主様の希望によって工事規模も金額もさまざま。

今回は「リノベーションで気を付けるべきポイント」について考えていきたいと思います。

リフォームとリノベーションの違い

本題に入る前に、「リフォーム」と「リノベーション」との違いを改めて確認しておきましょう。

どちらもよく聞きますが、基本的には下記のように区別されています。

リフォーム:老朽化した建物の劣化部分や不具合を修繕する(価値を元に戻す)

リノベーション:建物にさらに工事を加え、新築状態より性能を良くする(付加価値を足す)

リフォームもリノベーションも「既存の建物を工事する」という点では共通していますが、リフォームが新築の状態まで回復することを目的としているのに対し、リノベーションは部屋数の増減・水回りの設備の移動といった大幅な変更まで含まれます。

したがってリノベーションのほうが工事の規模が大きくなりやすく、お金もかかりがちです。

それでは、リノベーションのポイントを確認していきましょう。

リノベーションのポイント:事前調査を行う

リノベーション工事で大切なのは事前調査です。

ずっと住んできた家ならともかく、中古物件を購入する場合、室内の不具合や劣化状況は分からないことが多いはず。

購入前に調査を行ってトラブルやリスクを回避できます。

ではどうやって、誰に、何を調査してもらうのでしょうか?

インスペクションを活用する

インスペクションとは、中古住宅の売買契約前に行う不動産調査のことです。

既定の講習を修了した建築士による目視、動作確認、計測機器を使用した計測や触診・打診などを行い、第三者の目線から住宅の現状を検査します。

調査の結果次第では、売主に修繕や値引きを要求するか、購入を見送ることができます(売主による修繕は義務ではありません)。

依頼費用と調査期間はかかりますが、入居後のトラブルを避けるためにもぜひインスペクションを活用してください。

当社へインスペクションをご依頼いただくこともできます。

まとめ

中古物件をリノベーションするときは、とにかく事前調査が重要です。

調査を行うことでその後の工事の段取りがスムーズに進みます。

次回は物件の選び方について解説していきます。

当社のリノベーションにご興味をもたれた方は、お問い合わせフォームを設置しておりますので、お気軽にご連絡ください。
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