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2022.09.28

ローバル塗装スチールを使った住宅デザインの紹介|浜松市中区西浅田・富塚

住宅や家具を設計するときにスチールを用いる機会が多くあります。

階段の手すりやテーブルの脚など、皆さんの身の周りでもたくさん見ることでしょう。

スチールは加工しやすく安価な素材ですが、重量があり、酸化して錆びやすいという特徴もあります。

今回はそんなスチールを用いた住宅デザインに関するお話です。

こちらの西浅田の家では建物の内と外の両方にスチールを使っています。

まずは外から。

玄関ドアの外枠と階段の手すりがスチールになっています。

通常のさび止め加工が施されたスチールを外に晒したままにしておくと、雨水などで腐食してあっという間に錆びてしまいます。

当社でスチールを用いる際の仕上方法のひとつに「ローバル塗装」というものがあります。

ローバル社の常温亜鉛めっき塗料を用いた手法です。

ローバル塗装の最大の特長は強力なさび止め効果です。雨ざらしにも日焼けにも長期間耐え、さびの発生・そして塗膜の下での広がりを抑える性能を持ちます。

西浅田の家の中の様子。階段の手すりにもローバル塗装のスチールを使っています。

ローバル塗装は一般的な溶融亜鉛メッキ(どぶ付けメッキ)よりも安価で、施工も簡単です。

スプレータイプやローラーで塗り広げるタイプなどもあります。

道路標識の柱や鉄骨の切断部の補修、バイクのスポークのさび止めにも用いられており、既に皆さんの身近な生活に馴染んでいるものなんです。

富塚の家でもローバル塗装の手すりを使っています。

光を受けるとほんのりキラキラして素敵です。

いかにも金属的なギラギラした光沢ではなく、落ち着いてすっきりとしたマットなシルバーグレーの質感が魅力です。

階段の手すりや什器の骨組みなどスチールを用いる場面は多くありますが、たいていの既製品は白か黒で塗装されていることがほとんどです。

白だと可愛らしすぎる、でも黒だと重すぎる…というお悩みをお持ちの方に、ローバル塗装はとてもおすすめです。

さらにローバル塗装は暴露されることで色が次第に移り変わっていきます。

最初は明るいシルバーから、徐々に濃いグレーへ。

この経年変化も魅力的な要素のひとつです。

さて、さびに強く、安価で、施工も簡単なローバル塗装ですが、少しだけデメリットもあります。

それは擦れや引っかきに弱いことです。

当社の作業机の脚にもローバル塗装のスチールを使用しています。

黒い筋のようなものがいくつかありますが、これは塗膜が剥がれているものです。

硬いものをぶつけたり、鋭いもので引っかいたりしないようご注意ください。

(ある程度の数の傷が付いてしまえば、かえって味わい深くなるかもしれませんが……)

以上、スチールにまつわる住宅デザインのお話でした。

それぞれの家の施工例や詳細な写真はこちらから
>> 西浅田の家
>> 富塚の家

ローバル塗装については公式サイトから
>> ローバル株式会社(外部サイトへ遷移します)